Democratic Education(民主的教育)とは?
「民主的教育」とは、子ども(生徒)と大人(スタッフ・教師)一人ひとりの声が尊重される形の教育実践や教育風土を意味します。これは教師からの権威主義的な教育の反対方向にある教育です。子どもの声を教育実践に反映させる、日々の学校生活において子ども自身が様々な意思決定をするなど、子どもの主体性を重要視します。
異年齢ミックス
学年やクラス分けはなく、4~19歳の子ども達が互いに刺激し合い、学び合い、助け合って過ごします。
年上の子は責任感が芽生え、思いやりの気持ち育ちます。年下の子は興味や関心の幅が広がります。実社会と同じように年齢が混ざった環境の中で、人と人の望ましい関わり方、互いが共感しながら心地よく、気持ちよく生きていくことを学びます。
自分で決める学び
一日の過ごし方は基本的に子ども一人ひとりが決めます。
固定のカリキュラム・時間割の枠に縛られた一斉授業方式ではなく、子どもが要望した時に、いつ、何を、どのように学ぶのかスタッフと相談して授業を成立させたり自主学習や子ども間の学び合いなど、自分に合ったスタイルで学習します。時にはスタッフが、時には外部から招いた専門家が先生となって、既存の学校では学べないような高度で専門的な知識を身につけることができます。
広い視野と責任感が育つ
子どももスタッフも等しく一票を持ち、校内のルール、お金の使い方、学校行事など平等な立場で話し合って決定します。学校の大切な構成員として、実際に学校運営に参加しながら、互いに自由で尊重しあう人間関係を築くことを学びます。
子どもでも対等に学校運営を担うことで、学校全体のことを考える視点や責任感が育っていきます。
対等な話し合い
学校生活の中でぶつかり合いやトラブルがあれば、ミーティングで対等に話し合い、解決します。自分だけではなく、相手の自由と権利を尊重しながら、人との関わり方を身につけていきます。
子どもを100%信頼
スタッフは子どもを「100%信頼し」、どんな活動も尊重します。
子どもは、やりたいことに自分から行動すること、そしてその結果に自分で責任を持つことを体験し、生き方そのものを学んでいきます。自分の興味をとことん追求しながらも、多様な人との関わり合い、お互いを尊重市合う体験を通して成長していきます。
スタッフとは?
スクールの大人は「スタッフ」と呼ばれ、スタッフは子どもとの自然で対等な人間関係を築き、子どもの求めに応じて教えたり、学習のサポートや学校を存続・維持するために必要な仕事をしています。